Oasisに明けP.I.L.に終わる2009年

晦日
2009年はHamburgでのOasisに始まり、LeedsでのP.I.L.ギグで終わりました。
John Lydon(Rotten)健在で新旧あわせて20曲以上で、後期P.I.L.のギタリストとドラマーと共に素晴らしいパフォーマンスを堪能したのでした。当時の自分は過激でコワい感じのパンクより、ニューロマンティックス、オルタナティヴ系だったので、I aaam the antiiiChrist!とかと目玉をひんむいて叫んでるSex Pistols時代のジョニー・ロットンよりも、ダブ、レゲエ、トライバル、パンクロックと様々な要素の入ったP.I.L.の方が好きかも。

会場のリーズO2Academy
ジョニー・ロットンも63歳!私たち含め、周りのお客も中年オヤジばかりでした。今やハゲ頭や白髪頭で出っ腹のフツーのおじさん達だが、30年前はトサカモヒカンでガリヤセパンク青年だったのでしょう。

「Proper music for proper people! みんな!ジョニーおじさんの前でシャイにならないで踊ってくれよ!」とコックニー訛で叫ぶ。
曲の合間に酒でうがいして、時々咽スプレーをシュッシュして体全体の力を振り絞って歌うライドンは、歌唱力もスゴいし、独特の動きもヘンでパワフルで超いいし、音と歌と歌の内容と本人が一体になって沸き出す2時間以上の長いパフォーマンスでしたがスタンディングでも全然オッケー十二分に楽しめました。例え座っていても、ダンスや芝居の公演で2時間飽きないor寝ないはまず考えられないくらいだが、好きな音楽ライブは別!それを言ったら今年はOasisのSlane Castle (Ireland) ライブの為、当のお城に辿り着く為に駐車場から歩く歩く約2時間の大努力で、その後はKasabian, Prodigy, Oasisで数時間立ちっぱなしなのだったけども、once in a life timeでamazingな経験でした。

晦日の今日、パキっとした寒さの中青空がり、遥か眼下に見えるセヴァーン川にスワンが白い綿菓子のように浮いています。特に大晦日&正月気分も無いイングランドの田舎町からBest wishes for a happy new year!

テレビ見て去年今年なく寝まりけり   重亭


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Leedsで泊まったホテルのステンドグラス
クリスマスで賑わうLeedsのヴィクトリアン時代からのショッピングアーケード