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[ロンドン発]先進7カ国首脳会議(G7サミット)が6月11~13日に開かれ、G7、欧州連合EU)、韓国、オーストラリア、南アフリカの首脳、政府代表をはじめ、世界中のメディア、警備に当たる警察官6500人が結集した英南西部コーンウォール新型コロナウイルスの新規感染者が激増している。ほとんどがデルタ(インド変異)株とみられている。

7月23日に開幕する東京五輪パラリンピックは海外からの観光客はシャットアウトして行われるものの、世界中から選手や関係者ら10万人近くが来日する。すでにウガンダ代表選手団9人のうち1人の陽性が判明しており、五輪・パラ開催によって再生産数(R)が最大で7とされるデルタ株が蔓延することが懸念される。

地元メディアのコーンウォール・ライブによると、6月13日までの1週間の新規感染者はG7会場のセント・アイヴス&ハルスタウンで人口10万人に換算すると733.2(その前の1週間に比べて2450%増)、タウェッドナック、ルラント&カービス・ベイが同294.9(800%増)。国際メディアセンターが設置されたファルマス・イーストが同600(2000%増)。

コーンウォール&シリー諸島全体では同81.7(815.7%増)、イギリス全体の平均では同77.4(33.3%増)となった。

英政府が公開している新規感染者マップで確認すると(1)セント・アイヴス&ハルスタウン(2)タウェッドナック、ルラント&カービス・ベイ(3)ファルマス・イーストファルマス・ノース――の1週間ごとの新規感染者の小計は下の表のようになる。( )内は人口10万人に換算した時の指標だ。

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G7会場の1週間の新規感染者数をグラフで表すと感染の広がりは6月15日ですでにピークアウトしていることがうかがえる。

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新規感染者マップを時系列で見ても6月2日時点では感染がほとんど広がっていなかったのに、9日、16日と大量の警察官が警備に当たったG7サミット会場周辺だけでなく、国際メディアセンターが設けられたファルマス・イーストでもG7を境に感染が急激に広がったことが一目瞭然だ。

(*コーンウォールの友人を訪ねる予定だったが、延期か、、、)

時系列で見た新規感染者マップ

〈6月2日までの1週間〉3人未満は白くなっている。

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〈6月9日までの1週間〉G7会場となったセント・アイヴス&ハルスタウン、タウェッドナック、ルラント&カービス・ベイ、国際メディアセンターが設置されたファルマス、そして警備のためチェックポイントが設けられたニューキーで感染が広がり始める。

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〈6月16日までの1週間〉ボリス・ジョンソン英首相にゲスト国として招かれていたインドはデルタ株が流行しているため、オンラインでの参加となった。新規感染者マップを見ると、カービス・ベイ、ファルマス、ニューキーでクラスターが発生していることが分かる。いずれもイギリスの中でも最悪と言える感染状況(紫色)だ。

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こうした時に関係者が責任逃れに走るのは世の常だ。

「G7がデルタ株のスプレッダーイベントになった」という批判に対し、コーンウォールの地方議会は「コロナの感染拡大とG7サミットの開催が関係しているという証拠はない。コーンウォール西部ペンリンにある大学のキャンパスから感染は始まった」と説明している。しかし新規感染者マップを時系列で見るとG7との関連性を雄弁に物語っている。

コーンウォールにある介護施設では複数の感染者が出たものの、入居者の100%、スタッフの94%がワクチンの2回接種を終えていたため、いずれも無症状だった。やはりワクチンの2回接種が文字通り、生死を分けたと言えそうだ。

東京五輪の観客数は最大1万人

日本メディアによると、東京五輪・パラの大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者は21日、五輪会場の観客数上限を定員の50%以内で最大1万人とすることを決めた。五輪開会式の入場者も2万人より少なくなる。

プロ野球など大規模イベントの制限に準じた決定だ。緊急事態宣言などが出された場合、無観客も含めて対応する。これで448万枚販売したチケットは272万枚に減り、900億円のチケット収入は半分以下になる見通しだ。パブリックビューイングの会場も中止や規模縮小を検討する。

選手は五輪・パラで約1万5千人選手団のスタッフやIOC関係者、メディアが7万9千人前後とみられる選手村は最大1万8千人が滞在できる。インドなどの選手については出国前の検査や入国後の移動・接触制限を厳格化する方針だ。

(*ということは、選手しか選手村には滞在できない=残りの8万人弱は普通にホテル?!)

感染への懸念から大会ボランティア約8万人のうち約1万人が辞退。ワクチンについては日本選手団のほか、選手と頻繁に接触するボランティア、契約業者、組織委職員、取材許可証を取得した国内の報道関係者、日本在住の海外メディアら国内の大会関係者向けに約4万人(8万回)分が確保されている。

UEFA欧州選手権(ユーロ2020、コロナ危機で1年延期)がグラスゴーやロンドンなど欧州10カ国11都市で分散開催されている。0-0で引き分けた6月18日のイングランドスコットランド戦ではスコットランドから大挙してサポーターがロンドンに押しかけ、試合後も夜通し大騒ぎした。

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ユーロ2020は間違いなくデルタ株のスプレッダーイベントになるだろう。しかしワクチン接種が進む欧州はいつまでも穴の中に閉じこもっているつもりはないようだ。入場者の制限は開催国や地域に任されており、日本より接種が進んでいるのに東京五輪・パラより制限を厳しくている国もある。

東京五輪・パラを開催すれば人の移動・接触の増加は避けられず、感染拡大は必至。デルタ株にも「ファクターX」が通じるかどうかは、もはや神頼みというほかない。とにかく高齢者や介護施設の入所者・職員、基礎疾患のある人などハイリスクグループを最優先にワクチン2回接種で入院・重症化予防を急ぐしかない。これはまさに命懸けのミッションだ。

以上

 

Blogexitしていた!

ブログを放置して5年も経っていた、、、最後に書いたのはBrexit前夜だったのであるが、英国はとっくに離脱して、あの頃残留派が脅していたような経済崩壊も起こらず、全然普通に回っているのである。その間も世界は天災人災様々あり、Covid19コロナで今やインドの変異株の脅威の真っ只中。離脱したおかげで、独自にワクチンの開発や流通ができたので良かったのである。

そのような中コロナ避難も兼ねてずっと居た日本からワクチンをうけるべく久々にイギリスに戻ってきた。

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ガラガラの羽田空港国際線出発階

昨年もガラガラだったが、今もこの状態である。

ドイツは日本人の入国を基本認めていないし、フランクフルトはハブ空港でそこから乗り換えで色々な方面に行くので、ANAのチェックインカウンターでは搭乗者の行き先によって受け入れる基準と必要書類が違うし、日に日に変化しているので対応が大変で時間がかかる。

イギリスの場合は72時間前、ドイツは(トランジットでも)ドイツ到着48時間のPCR検査陰性の英文証明書が必要なため、いつの何時に検査を受けたかなども細かくチェックせねばならず、ANAの地上スタッフはタブレットとにらめっこしながら確認して汗だくで頑張っている。合間に「お待たせいたしまして大変申し訳ございません」と何回も謝られてこちらが恐縮なのです。

隣でチェックインしていた男性は身なりはラフであったが、行き先が「特段の事情」以外日本人を受け入れないところなのか、アレコレと質問されその度にビジネスの書類をファイルから見せて(チラ見したら一流商社のロゴが)、それでも地上スタッフが判断できなくて上司の男性まで来てまるで取り調べのよう。最終的に「何も問題ございません、このような時なので本当に申し訳ございません」と丁寧に謝られチェックインできたのだが、本人はcool as cucumberきゅうりのごとく冷静で終始丁寧に応対していた。一方反対隣の中年男性は「どうしてこんなに時間かかるの!」とキレていた。手続きで時間がかかって乗り遅れたのか、その向こうでは書類が不備で乗れなかったのか中年外国人男性が泣いてしまっているのをなだめているスタッフも。

こういうところで人格が出るなあ。本当にANAのスタッフに同情してしまうのでした。

 

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ほとんど欠航中

フライトは殆どが欠航中だが、この後9:40のデリー行きが飛んでいるのには、、、!!

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機内もガラガラ

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手を振るスタッフ

今回気が付いたのだが、エアポートのスタッフが3人深々とお辞儀をした後、ゆっくりと滑走路を移動する飛行機に手を振ってくれているのです。

新幹線降りるときも丁寧にお辞儀されるし、日本だけだよなあ、こういうの。

カスタマーサービスと言えばそれまでだが、そこまでしてくださらなくても、というほどの丁寧さ。ありがたくジーンとしてしまう。

私も一生懸命手を振りました。

サヨ〜ナラ〜優しくて丁寧なニッポン(涙)

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フランクフルト空港はそれなりに人の往来がある

早朝のフランクフルト空港に着くと、ラウンジはやっていない、、、ドイツ合理主義でコロナでオープン時間が縮小されている(夕方も4時ごろ閉まってしまう)。

真夜中でもフライトがあればラウンジでサービスが受けられるANAとは大違い。

それにしても結構人がいる。ビジネス風でもない人や学生さん風が多いのはどういう事なんだろう。

ここでもまたCovidテスト証明チェック、UK govのPassenger Locator formのチェック。

手続きは増えても人が少ない分、過去の混み合った空港よりも断然スムースで良い。

が、17日以降ポルトガルなど一部の国への観光渡航が解禁になったイギリスだが、各空港での対応は大丈夫なんだろうか。

Brexit?

[England 日記]Brexit?
いよいよ英国のEU残留か離脱かの国民投票が近づいて来た。このところテレビ、新聞、ラジオ、どのメディアもこの話題のみである。
人と会ってもその話題。自分の話した限りでは残留派離脱派半々。
ある人は「絶対残留すべき、そうでないとアメリカや中国と貿易等でより近くなってしまってより金金主義になって、(今はEUで拒否してる)遺伝子組み換え食品などもどんどん入って来るし、EUであれば、そこまでグリーディーにならず少なくともヨーロッパのアイデンティティーは残せる」(う〜んそれも納得)、という人もいれば「ギリシャの金融問題にしてももうすでにEUは機能しないのは明白だ、これ以上移民に来られたら自滅だ、早目に抜けて英国はコモンウェルス国もあるし、孤立することはあり得ないから、共倒れになる前に独自に切り開いていくべき!」(う〜ん、それも納得)
孫子の代まで長い目で見れば絶対離脱しないと後で後悔する(英国崩壊)、でもこの2、30年の自分達だけの一生の問題だったら残留(目先の経済安定)」(だったらやっぱり残留して〜、ポンド安困るし)「離脱も残留もない、どうなったってもう人間がfuxxkedだから、世界がfxxkedだ!」(確かにその通りです)、、、テレビの討論番組でも半々。
田舎道をドライブしていると、農地に"我らの英国を取り戻そう!Vote Out!"と看板が出ていたり、普通の人の家でも"RemaIN"という看板を玄関先に出していたり、まさに半分半分。
印象としては離脱がやや優勢だったのが、先日の極右による左翼議員殺傷事件でまた逆転。
ただ残留が左派、離脱派が右派かというとそういうことではない。
もしBrEXITすれば、ポンドもユーロも超安になって、世界的に経済は混乱するであろうし、他のEU国でも同じく離脱の機運も高まろう。先日オランダに行った際にも地元の英字新聞に英国がEU離脱したら、我らも続く、という見出しがあった。他のEU諸国も続く可能性もあり、EU自体が存続の危機である。
残留派はEUであることのメリットはとにかく経済と安定、離脱したら大変なことになるし、ヨーロッパの連帯が如何に大切か、という理想論的な部分。残留したらしたで、離脱派はUKIP(UK独立党)に流れて、逆に右傾化する可能性も。
EUの問題は英独仏和北欧などの経済的に豊かな国が、ギリシャや東欧諸国を支えなくてはいけない上に、そういった仕事もなく賃金も超安な国からどんどん(特に英)に仕事を求めて人が流入してくる。英の移民数は毎年増加しており、25万〜30万人と言われる。ノッティンガムの人口と同じくらいの移民が増加している、それも毎年。家も足りないし、そのうちNHS(医療システム/全てタダ)や学校、公共機関などインフラが人口増加に追いつかないのでは等々、移民の問題はとにかくこの数年の大問題であることは確かである。
特に東欧の通貨がユーロになっていない国(ポーランドルーマニアブルガリアアルバニア等)からイングランドに出稼ぎに来て、ポンドを持って帰れば自国ではかなりの収入であろう。
また英国は社会保障が良く、医療は全てタダだし、低収入者には住宅手当、子供手当、失業手当など色々つくので、楽して金貰おうとそれ目当てで来る人達もいるわけである。先日も眼鏡ショップで色々眼鏡を試していたら、なんともどうしようもない感じの中年男性2人がやってきて、店員さんに「タダ、眼鏡!タダ、眼鏡!(Free glasses!)」と主張。イギリスはNHSで子供、老人、又は目の病気で眼鏡が必要な人はタダで眼鏡がつくって貰えるのである。ただし、医師からの証明書が必要なので、店員さんがそれを説明しても中々英語が通じず「タダ、眼鏡!」を繰り返す、店員さん困惑、周りの客も眉をひそめ、、、、一緒に居た英人は「こりゃ、やっぱり離脱だな」と言っていた。多分そこに居た人達は皆そう思ったであろう。こういうことは日常茶飯事の英国である。
外部者の自分からみてもこの30年でイギリスのイギリスらしさはすっかり薄れていると思う。特にロンドンやバーミンガムなど大都市はそう。
一方で低賃金でも一生懸命働いて頑張ってる人も当然いるし、そういう人の方が多いと思う。友達のポーランド人、アルバニア人も皆一生懸命働いて英国社会に溶け込もうとしているし、その上日本が大好きないい若者達である。とかく世論的には東欧人が仕事を奪って行く!的な非難めいた調子がありがちなのであるが、十把一絡げで人を国や肌の色、出自等で判断してはいけないとつくづく感じる国際社会イギリスなのである。
Wasabiという寿司のテイクアウェイの店が前はロンドンにしかなかったが、バーミンガムの駅に出来た。パックの寿司や焼きそば、丼もの、どら焼きなどもあり、店内でも食べられるし、重宝しているのであるが、先日そこで寿司をつまみながら、キッチンやレジで働く様々な人々を眺め、もしBrexitしたら、こういう店も働き手が減って、今のように安価に寿司も食べられないのであろうか、と思った。実際イギリス人には低賃金で疲れるめんどうな仕事も、ヨーロッパの仕事の無い国から来た人達は一生懸命やってるわけで、それでイギリスの景気も良くなってるし、市民も恩恵を被ってる部分もあるはずなのである。
またまた一方では、単一民族の日本に生まれた身としては、アジア全体って言われてもやっぱり日本は日本だし、ひとまとめには考えられないわけで、仮にEU的にAU(アジアユニオン)なんてことになって、本部がシンガポールあたりになって、アジア中の国から代表が集まってルールを決めて、日本にも、こうせい、ああせい、と言ってきたら、言いなりになるだろうか?
そう思うと、「もうコントロールされない」「我らが英国を取り戻そう」「自分達でルールしよう」という離脱のスローガンもよく納得してしまうのである。
ヨーロッパの中でも、各国それぞれの歴史や文化も違う中で、やはり大陸側と英国は島国だし、ちょっと違うのである。日本がアジアの中でもかなり違うのと同様。歴史をみても、カソリックでローマにつべこべ言われて離婚もできないんじゃあやってられない、と英国国教会をつくってローマとおさらばした英国。文学でも音楽でもやっぱり反逆精神というか、エキセントリックというか独自な英国と思うと、議会ではなく、国民投票の今回はもしかして?とも思うのである。
大企業や経済界にとっては絶対に残留して欲しいところで、小規模ビジネス、自営の人は離脱したい、でも結局は不透明素材の多すぎて、明らかに経済的混乱はさけられない離脱より、残留になるのでは?と思っているところ。
ただこのところ想定外が多い英国。次期首相選の時も、予想では労働党の勝利でPMになったつもりでいい気になっていたミリバンであったが、実際は保守党でキャメロンの続投になった。今年のチャンピオンズリーグではレスターシティがまさかの優勝。Euro 2016ではなんと58年振りにメジャートーナメントに出場したWales代表がどんどん勝ち進んでいるところ。金に物言わせたグローバルチームが当然勝ち進むであろうところ、レスターシティといいウエールズ代表といい、個人の努力とハート、応援する地元感覚スピリットの勝利であるからして、まー本当にこればかりは金曜になってみないとわかりません。

フランクフルトのラーメン

久しぶりのフランクフルトに着いたのは、東西ドイツ統一20周年記念日であった。翌日からホリデーに出発するにもかかわらず、空港に迎えに来てくれたローズ夫婦の車で市内に向かうも記念行事や花火大会で人がワンサカ町に繰り出していて、車両通行止めの道路が多くて何度も迂回しなくてはならない羽目に。20年前のその日、リハか本番か忘れたが、Theater Am Turm (TAT)という当時フランクフルトで非常に先鋭的な劇場で仕事中だったのである。世界は常に動いて変化しているのだ。こういう世界の記念日と自分史の年月とが重なると妙に感慨が深くなるものである。移民難民問題で色々大変な昨今のドイツだが、イギリスでは報道されない現地ならではの関連事件等色々知らない事実があるのだった。今後世界はどうなるのであろう。久々にドイツのバーで遅くまで話し込む。

フランクフルトはドイツ金融中心地であまり面白い町ではないが、今回は親友ヤコポ・ゴダーニのダンスカンパニーの舞台を観に。昔自分も舞台に立ったBockenheimer Depot。 当時は若きダンサーだった友も今やカンパニーの芸術監督/振付家、立派になったものである。感慨。
 

あとはヤコポ案内で毎夜食べ歩きである。サルディニア出身の家族経営で超フレンドリーなイタリア料理屋で食べ過ぎたり、ドイツで意外に多いギリシャレストランにダンサーも一緒に行ったり、、、、夏のイタリアヴァカンス以外にドイツでヤコポと一緒にショッピングや食べ歩きは久しぶり♥
モダンなラーメン屋さんMUKU。
 カフェのような店内
常連ヤコポの選びのメニュー
 しめ鯖
 鳥カラ〜ご飯と食べたい
店員さんもみんな日本人の若者で感じ良し。
 煮込み
 豚骨ラーメン
本格的ラーメンで美味しかった〜。イギリスではWagamama等イカサマラーメンばっかりで、家でインスタントラーメン食べた方がマシな感じなのである。久しぶりに海外でマトモで美味しいラーメンで感激!
 抹茶アイスも美味しい〜
90年代は一番過ごした時間が多かったかもしれないフランクフルト。エリアもアパートメントがあったザクセンハウゼン当時こんないい店があったら毎日来ていたであろう。
 ホテルのそばにコージーなカフェもあった。
 妙なパブもあった、、、
 ストリートアート。最後にAmenとあるので、祈りの言葉か何かか?

美味しいデンマーク 番外編

アンデルセンのお墓もある公園のような墓地

墓地を散策中、可愛い赤リスさんが、、、イギリスも元々赤リスだったのが、近年は外来種の灰色の大きいリスになってしまったのです。コペンハーゲン市内に赤リスが居るとは。

夜はサイケデリックミュージックフェス






ライブハウスが大中小といくつかあり、カフェ,バーなどが一緒になったコンプレックス。中に大きなボードゲームカフェがあり、毎夜大勢の人がボードゲームに興じていた。人々が集まってテーブルでゲームをする、という感覚が忘れられてなんでもスマ―トフォンやタブレットの時代、みなでワイワイ楽しくゲームに興じる若者達がとても楽しそうに見えた。またカフェには沢山のゲームの箱が図書館のように並べてあり、公共のものとしてのゲームが盗まれたり、コマやパーツな無くなるなどということが無い証拠であろう。デンマークは国民の幸せ度高い国であるが、このゲームカフェの存在や、夜中の駅近スーパーにガードマンも居ないし、ヘンな奴も居ないところからも、民度の高さが感じられる。ロンドンはじめイギリスの都市とは大違い。
写真上:本棚に並ぶボードゲーム類「今日はどのゲームにしようか〜?」
写真下:一番小さいギグ場所。椅子に座れてコージーです。
こちらはポリッジ(お粥)専門店。ポリッジは通常麦だが、ここのはキノア入りとか色々あり、甘いのから塩味系まで色々あって美味しかった。左はナッツとハニーとクリームのポリッジ、右はマッシュルームのポリッジ(リゾット調)。
ポリッジ店の通りにはヴィンテージショップや小さなブティック等があって、素敵な通りで、ミッドセンチュリーものを扱っているヴィンテージショップで鉄製キャンドルホルダーに一目惚れ、重くて大きくかさばるので大変だったがイギリスに買って帰った。

毎日美味しいものばかり食べ歩いたけれど、もうサッパリいきたいから最後はお寿司。
最近ホントーにヨーロッパ中に寿司及び日本食屋は増えたものの、デタラメ日本食も多いので、要注意なのです。ショッピングの帰り、たまたま見つけたSelfishというお店の前で「ここは本物かな〜?」とメニューを見つつ案じていたら、出て来た地元の人が「ここはコペンハーゲンの中で一番美味しいよ」というので「ちゃんと日本人がやってる?」ときいたら「日本人だよ」というのでこちらに行きました。Take away 主でテーブル席はちょっとしかないが、ちゃんと日本人でまともなお寿司で良かった!お稲荷さんがついてるのがなんとも嬉しい。お店の方に聞いたら、コペンハーゲンでも日本食は70店くらいに増えたそうですが、中でも本物の日本人が作っているところは30店舗あるかないか、、、だそうです。

グルメ旅最後は寿司で〆ました。

美味しいデンマーク 其の五 Alberto K


Copenhagen Radison bluホテル内のAlberto K
窓から市内が一望 電飾の門はチボリ公園

ホテルもレストランもミッドセンチュリーで懐かしい感じ。こういう雰囲気の東京の昭和モダンなホテルや会館は殆ど無くなってしまった、、、ホテルオークラまで!ここはこのまま残って欲しい。

Cucumber, Scallop & bread crumbs
中をくりぬいたキュウリにホタテの詰め物、葉っぱのフタ。見た目も爽やか。

Oysters, horseradish & celery
牡蠣にホースラディッシュとセロリでさっぱり。これも見るからにノルディックな白く冷たい感じが素敵。

Hake, samphire & mussel cream
ちょっと和風な感じで、タラ系の白身魚。刺さっている緑のものはsamphireという海の植物(海藻系?)でイギリスでもよくあり、魚介料理と一緒にツマのような感じで出てくる。

Bouilion of smoked eel & carrots
鰻の薫製出汁にキャロットのスープ。さっぱりしつつコクがあって、人参のほんのり甘さとマッチ。
ここまでが前菜シリーズ。

鱈 Cod, Cress, caviar & salad

鰈 Turbot, summer cabbage, cucumber & smoked mussel sauce

Lobster, potatoes, peas, lobster vinigrette
プリプリロブスター、ソースがなんとも美味しい。もうこの辺りで結構お腹ふくれて来ます。

Chanterelles, comte, egg yolk & crispy bread
メニューがあるので書いてるんですが、キノコのなんかだったような、もう忘れちゃいました、、、

Sweetbreads of veal, broccoli, spinachi & truffles
また出たsweetbread....味というよりそのアイデアがあんまり好みではないのだが食べてしまった。

Beef, parsley, smoked marrow & onions
ビフテキと甘いオニオンとマッチしてこれもソースが美味しい。骨髄(marrow)が小さくキューブ状に。

Raspberries, vanilla, meringues & almond
やっと、デザート。ラズベリーシャーベット、ラズベリー、チビフィナンシェ。

もう終わりと思ったら、コーヒーのおともにシューとクリームとジャム。好きな方をつけて。自分で作る最中と同じシステムです。満腹でもやっぱり食べちゃいました。
見晴らしといい、雰囲気、サービス、味と全てトップ。

外はすでに夜景となって、食べ過ぎたコペンハーゲンの夜はふける。

Alberto K
Hammerichsgade 1, 1611 Copenhagen V. Denmark
www.alberto-k.com

美味しいデンマーク 其の四 BROR

割と中央駅に近く、いい感じの裏道にあるBRORで夕食

下町のビストロという感じ。

トマトとアスパラのブルシェッタ

日本の定食にありそうなフライとタルタルソース。スライスしてポーチしてフライにした牡牛の睾丸だと。
ちょっとスパム的な食感で、味は普通のフライものの味。

ビーフ叩きタルタル、Nasturtium(キンレンカ)のピュレーと葉っぱのせ、レッドカレント、ピスタチオ
この丸い葉っぱはちょっと辛みがあって、サラダに入れたり、飾りに使ったりされる。

タラの頭の茹でたものとマヨネーズと抹茶塩 
コレは塩焼きにでもしたほうが美味しかったんじゃないかと思った。

タラ(Black Cod)のワカメ締め、ベビーコーン、ブラックカレント
タラの塩辛さとブラックカレントの酸っぱさがうまくマッチして赤紫蘇の風味に近い。白身魚の昆布締めにユカリをふったらこういう味になるんじゃないか。

子牛の舌のじっくり煮込み、グースベリーソース、ブロッコリ、ホースラディッシュ、ピックルドマッシュルーム
ビーフ関連はあまり普段食べないのと、タンもイマイチなのだが、タン煮込みは量も少なく、殆どサラダみたいな感じでオッケーであった。

タラのグリル、季節のハーブサラダにタマネギの甘酢漬け

デザートはメモしなかったので何だったか忘れてしまいました。多分、ベリーかアップルのクランブルだったと思う。

ここはマーケットやチャリティーショップで集めたみたいなレトロな模様の全部バラバラのお皿で、それも楽しかったです。
デンマークの伝統的、大衆的な食べ物がベースだそうで、ベリーものがよく使われていて北欧的。
大体がカップルやカップルグループでしたが、私達の隣りのテーブルには男性一人客で各皿写真撮っていました。食べ物写真いちいち撮るのは日本人及び周辺の東洋人と決まっていたが、最近はインスタグラムやFBが盛んだから西洋人でも写真撮ってる人増えたので、こっちも気楽に撮るようになれました〜、というわけで今回のコペンハーゲンは撮りまくりじゃ。

BROR
http://www.restaurantbror.dk/